2021年兵庫県知事選挙・立候補予定者公開討論会 「兵庫県の地域課題を知る、学ぶ、ともに考える」書き起こし③

任期満了に伴う兵庫県知事選の立候補予定者による公開討論会が、6月29日火曜日19時から21時にひょうご市民活動協議会主催でオンラインにて開催されました。今回はこの公開討論の様子を書き起こし2時間もある討論会を書き起こし、兵庫県知事選挙の県民の選択の一助になればと思います。

今回の書き起こしは、シズオカちゃっぱ(減税・規制撤廃・弾力性)さんにすべて行っていただきました。大変な作業だったと思います。改めて感謝いたします。

冒頭の司会の説明は省略。8:34より書き起こし開始。

凡例(画面左より)

登壇者:
コーディネーター:岡本 仁宏(おかもと まさひろ)氏:関西学院大学教授
立候補予定者:
金沢 和夫(かなざわ かずお)氏
中川 暢三(なかがわ ちょうぞう)氏
斎藤 元彦(さいとう もとひこ)氏
金田 峰生(かねだ みねお)氏
司会:
吉富 志津代(よしとみ しづよ)氏:名古屋外国語大学教授 ひょうご市民活動協議会 顧問

相互質問

岡本:
えーと、これでですね、第1ラウンド一応終わってですね、第2ラウンドっていうのか、第1ラウンドで色んなお考えを聞くことができました。

「ホンマかいな」いうのもあって、あ、「ホンマかいな」って兵庫県は言わないのかな?大阪かな?ごめんなさい、本当、本当か?ということで、本当にできるんだろうかということで、思ってらっしゃる視聴者の方もおられると思います。

ですのでここはですね、やっぱり突っ込んでなんぼ、という感じでいきたいと思いますので、各候補者の間で議論をしていきたいという風に思います。

順番にですね、金沢さんの方から順番にどなたでもいいですので、指名していただいて、答えていただくという風にしたいという風に思います。
はいそれでお願いします 。

金沢:
中川さんにちょっとお尋ねしたいんですけれども、あの、今、減税によって税収増を図る術があるということをおっしゃいました。

確かにあの、自治体は減税することによって、企業誘致に対するインセンティブ、効果ってのは上がっていくんですけれども、ただあの、世界の潮流を見ると、減税をすることによって企業引っ張り込む、で、いわばタックスヘイブンを作ってあげるということは、あの、世界の共通利益にならないという方向で今見直しが進んでるんではないかという風に私は受け止めてます。

日本の国内でも、お互いにその減税競争することでかえってその地方自治の、その本質を損なうようなことにならないか、それは私としては気になるんですが、中川さんのお考えはいかがでしょうか?

岡本:
はい、中川さんいかがでしょうか?

中川:
あの、私が言う減税はですね、将来につけを回すような、目先のバラマキの減税ではありません。
ちゃんと持続可能なOSに変えていく、その一つの手段として減税があるわけですね。

減税することによって、行政の内部の努力が、新たな努力が生まれてくるわけですね。
今までの常識で過去の慣例のやり方の仕事ではなくって、もっと効率的な、何が目的の業務なのかをしっかりと考え直して、仕事の仕方を変えていく。
そういう習慣づけになると、私は見ております。

岡本:
ありがとうございました。
先程私、あの、「候補者」って言ったようで、すいません、「予定者」でございます。
失礼いたしました。

それでは、あの、中川さんの方から、どなたかに質問はいかがでしょうか?

中川:
ありません。

岡本:
大丈夫ですか、はい。

中川:
次元が違います。

岡本:
わははは、ありがとうございます。
それは斎藤さんの方はいかがでしょうか?

斎藤:
すいません、あの金沢さんにお伺いしたいんですが。

岡本:
はい。

斎藤:
先程((2)関連自治体の政策の評価)、大阪のところで○という風にされておりましたけども、まああの、これからそういったですね、大阪の連携をどのように考えておられて、今あの、どのようにこれから、方向性としても取られるのかっていうところの、ま、ちょっと概略をお伺いできればと思います。

岡本:
はい、よろしく、金沢さん。

金沢:
はい、あの、兵庫にとって大阪、まさにお隣の県ですし、関西圏の中で一番牽引役になるはずの地域ですので、あの、こことの連携をしっかり取って関西全体の利益に繋がるような、あの兵庫もそういう貢献をするっていうことは非常に重要なことだと思っています。

あの、現に、関西広域連合も、そういう動機で設立されましたし、関経連との間で関西広域連合いつも地アップして、非常にうまくこれまでも動いて来てると思います。
これはあの、大阪府と兵庫県が、いわば関西広域連合が引っ張った形で設立してます。

それから斎藤さんのお話の中にもあったベイエリアですけども、これもあの兵庫県でもあの大阪湾ベイエリアの基本構想を作っていまして、このベイエリアをどう活性化することにするか、それによって関西経済全体の浮揚につながるかというのは、兵庫県でも非常に大きい問題意識を持っています。

あと、関西万博、大阪万博、それからワールドマラソン(?)、この辺で協力をしていきたいと思っています。

岡本:
ありがとうございました。
金田さん、いかがでしょうか?

金田:
はい、金沢さんにお聞きします。

金沢さん、私が以前、あの、保健所や病床削減が今日の医療崩壊の原因だという風に述べたのに対して、認識が違うと、金田とは、いう風におっしゃったんですけども、しかしあの、報道等でもありましたように、保健所では人手も足りず、今回筆舌に尽くしがたい、辛い思いもされています。

やはり保健所は増設するべきだと思うんですね。
ですから具体的に芦屋の保健所、これは存続させるべきだと思いますがいかがか?
さらに保健所を増やすお考えはありませんか?

岡本:
はい、ありがとうございます。金沢さん、よろしくお願いします。

金沢:
はい、あの、保健所も果たしている機能が色々ありまして、で、今回特に問題になってるのは感染症対応の機能なんですけれども、あの以前お尋ねがあった時に私がお答えしたのは、感染症に対応する保健師の数というのはあの、昔と今と大きく減っているわけではない、ということです。

あの地域保健法の改正で、従来保健所が持っていたあの、地域保健に対する権能が、市町に委譲された。
それに伴う人の減少というのはあるんですけれども、あの感染症対応力が下がっているわけではありません。
ただ、だからといって今回のコロナに対応するのに十分な人員だったかっていうと、決してそんなことはないと思っています。

ですから、これからさらに感染症、潜在的な危機に対応するために保健所の体制が今のいいのかどうか、それについては検討の余地があると思っています。
また、芦屋保健所も、そういう中で検討が必要かなという風に私は認識してます。

岡本:
ありがとうございました。
はい、これで一応行きましたね。

もう一巡できたらやりたいなと思うんですけれども、皆さん方の方から、あのこれ順番があるんですけど、よければもうちょっと手挙げてね、やっていただいたら、私はちょっと質問ありますっていう形で出していただいたらいいんじゃないかなという風に思うんですが、いかがでしょうね。

金田:
(挙手)じゃあ。

岡本:
はい、じゃあはい金田さんお願いします。

金田:
すいません、あの。

岡本:
どなたに?

金田:
はい?

岡本:
どなたに?

金田:
斎藤さん。

岡本:
あ、斎藤さんにですね。

金田:
2点伺いたいんですけども、一つは今も申し上げましたけど、斎藤さんあの、兵庫県が現在持っている保健所の廃止計画及び病床削減計画、これ中止されますか?されませんか?

二つ目は、私あのギャンブル依存症など、人の健康もを社会の健全さも蝕むカジノ、これを経済の起爆剤として行政が推進するべきではないという考えなんですけれども、斎藤さんはのカジノ誘致に賛成でしょうか?反対でしょうか ?

岡本:
ありがとうございます。
斎藤さん、宜しくお願いします。

斎藤:
はい、えっとあのー、コロナでですね、今回のコロナでやはり保健所の役割、そして病床の大切さですね、ここはやっぱり改めて認識されたというところだと思いますので、そういった今回のコロナの経緯を踏まえてですね、どういうやり方がいいのかってのはしっかり考えていたかなと思ってます。

2点目がカジノっていうか、まぁあの、私はですね、IRっていうものは、カジノだけじゃなくて、統合型リゾートということで、MICEっていう、まあ、国際会議であったりとか、そういったものを含めた統合型リゾートだということですので、それについてはあの、賛成であるという風に考えてます。

ただあの、カジノについては、やはりギャンブル依存症対策問題が指摘されてますので、そこをしっかりやっていく、ということが一番大事かなと思ってます。

岡本:
ありがとうございました、はい。

中川:
(挙手)じゃあ、私。

岡本:
はい、じゃあ、中川さんお願いします。

中川:
先程遠慮したもんですから。

岡本:
はい、はい。

中川:
斎藤さんに質問です。

あの、兵庫県内には、色々そのURが開発したニュータウンがですね、もう人口が高齢化して、その、オールドタウンになっていっております。
それで、あるいは兵庫県の企業庁が分譲した大規模な土地もですね、西播磨の方ではまだ遊んでる、そんな状況がありある中でですね、ベイエリアという、まあ大阪かぶれしたようなそんな発想でですね、取り組んでいいのかどうか。

既存のね、農山村の集落はもう維持が困難な状況になってます。
あるいは住宅施設も老朽化がどんどん進んでいきます。
その中で新規の開発をやるのか、それとも既存のリニューアルなるのか、そこのお考えはいかがでしょうか?

岡本:
はい、では斎藤さんお願いします。

斎藤:
はいもちろんの県営住宅それから UR とかですね、後は農産、のー、農地の耕作放棄地の問題ってのは、当然これは県もですね、しっかりやっていかなきゃいけない問題だと思ってますね、当然やります。

一方で私が申し上げているベイエリアの開発というのは、あくまで基本的にはやっぱり民間のですね、投資であったり、誘致、企業誘致だっていうものを促進させていただくというものですので、あまりその、行政が箱物作ったりするというものではないので、そこは一定の住み分けができてるかなという考えてます。

岡本:
ありがとうございます。
よろしいですか?はい、もう他にご質問がよろしいですか?

金沢:
(挙手)

岡本:
では、金沢さんよろしくお願いします。

金沢:
斎藤さんにお伺いをします。

先程行財政改革の例として海外事務所をあげられたんですが、あのー私の認識ではこの海外事務所を5箇所世界中に持ってます。

これはの他の県、都府県には無い、非常に兵庫の特質とも言える部分で、あの、それだけ兵庫が国際的に開かれた地域でありたい、あの、神戸開港以来ずっとそれが兵庫の拠り所だったわけで、ある意味では兵庫の誇りでもあるという風に私自身は思っています。

ですから、もうこれは守り続けていきたいと思うぐらいなんですが、あの、斎藤さんの素敵の中では、この海外事務所というのは、廃止すべきであるという風に思われているのか、そこを伺いたいと思います。

岡本:
ありがとうございます。
お願いします、斎藤さん。

斎藤:
はい。あの、海外事務所5箇所については、これが年間約1億円から1.5億円位おそらく経費がかかってると思うんですけど、この経費に本当にあのお見合いするような効果があるのかどうか。

それとも他にですね、まあ国際交流であったりとか、兵庫県産品を売っていくっていうためにはですね、他の代替手段がないのかということも含めてですね、しっかりと検証していった方がいいかなと思ってます。

あの、もちろんあの、兵庫県産品を、もっと海外にですね、売っていくと、例えばお酒であったり、そういったものを海外に売っていくっていくためには、もちろん海外とのパートナーシップは大事ですので、それはあの、海外事務所が本当に必要なのか。

それともまた別のですね、例えば委託であったりとか、その、様々な手段がないのかどうかっていうことも含めて、これはしっかり検討していけばいいのかな、と思ってます。

岡本:
ありがとうございました。

あの、非常にそれぞれの個性が出てくると思うんですけど、ちょっと僕も聞いてみたいんですが、カジノの話が出ましたね。
IRと、IRってのはまあ、カジノだけじゃない、そのご指摘の通りだと思います。

カジノを含んだIRについて、誘致っていうのは、まああの話は、大阪でとか和歌山とかありますが、賛成かどうかちょっと教えていただけませんかね?賛成か反対かどうなんでしょう?
もし、どうしても答えられなかったら、ちょっと、

金田:
もう一度ごめんなさい。質問は?

岡本:
カジノを含んだIRの誘致について、賛成か反対か。

斎藤:
それは、どこにですか?

岡本:
それは、もちろん、兵庫県で誘致っていう話は、具体的には無いですよね。
無いですので、一般的にある自治体でそういうことを、日本で誘致するのについて、賛成ですか反対ですか?という、そういう趣旨です。

斎藤:
兵庫以外も含めて、一般論ということですか?

岡本:
はい、はい。
兵庫県で、今そういう、兵庫県に是非持ってきたいっていう方は、是非あの、○を、あの、沢山○、○、○ってやっていただいたらいいんですが 。

斎藤:
そういう前提では答えられないですよね。

岡本:
ん?

斎藤:
そういう前提では、なかなかちょっと答えられないですよね。

岡本:
あの、わかりました、別に、あの答えるのは、義務ではございませんので、それぞれの、

中川:
(斎藤さんに、○×札を縦に向けて)こうされたらどうですか?

岡本:
賛成か反対かで、いかがでしょうか?

金沢:× 中川:× 斎藤:○ 金田:×

岡本:
はい、ありがとうございます、ありがとうございます、はい、すいません。

あのー、やっぱりね、県民生活、それから経済にとっても色んな意味でインパクトがあるので、お考えを聞くってのは、おそらく県民の判断の根拠にもなるかなと思います。

えっと、まあ、保健所の問題もね、今色々言われていました 。
この点についても、非常に重要な問題で、今年、あー、これはあの全国的にも地域医療をどういう風に支えていくのかということを非常に大切ですよね。

これもコロナ、新型コロナだけでなくて、次にまた鳥インフルエンザとか来るかもしれませんね。
その時に向かって、どういう風に私たちの生活を支えていくのかということは、とても大切なことだという風に思います。

(5)セーフティネットと社会的少数者の権利擁護

そこでですね、次の第3ラウンドに進んでいきたいという風に思います。
よろしいでしょうか。

それではですねー、えーと、第3ラウンドとして、セーフティネットの話をお聞きしたいという風に思います。
皆さん頑張って、あと1時間弱ですが、皆さん頑張って行ってきたいと思います.

それではですね、セーフティネット、コロナ対策、これは非常に重要でしたよね。
社会的な孤立っていうのは、今大臣も、担当大臣も、孤独の担当大臣が作られて、イギリスでも作られましたよね。

孤独や社会的な孤立の問題っていうのは、あらゆる社会問題に関係していて、高齢者が一人っていうのもありますし、LGBTが一人っていうこともあるし、差別されて一人って言うこともありますし、それからシングルマザーの問題ももちろん非常に孤立して、それであの、貧困の中で苦しんでらっしゃる方もまた見えたり致します。

えー、そういう意味ではセーフティネットと社会的諸権利擁護というのは、とても大切だという風に思います。

えーと、人口政策とか、増やすという事も、やっぱお金が回らないといけないって意味ではここに関係してくると思いますが、しかしどういう形で少数者や社会的弱者の権利擁護を行うかっていうのは大切な問題だと思います。

特に、孤立してる人達は、よく見えないんですよね。
私孤立して苦しんでるんだけどなかなか言わないので、見えない人達をどのように見えるようにして、その人達を支援するかということが大事だという風に思います。

そこで、ここでですね、三つを○×で答えていただきたいという風に思います。
よろしいでしょうか。

最初に、医療だけでなく、福祉や教育分野も含めて、普段からの、この普段からのセーフティネットの更なる拡充が必要である。
イエスかノーか?

金沢:○ 中川:○ 斎藤:○ 金田:○

岡本:
ありがとうございます。
後でまた、中身いただきます。

次、これは、私はジェンダーギャップ解消のために、従来以上に取り組む具体的な策を持っている。
いいですか?ジェンダーギャップ解消のために、従来以上に取り組む具体的な策を持っている。

金沢:○ 中川:○ 斎藤:○ 金田:○

岡本:
ありがとうございます。
三つ目です。
私が知事なれば、多様な属性の子供たちの学ぶ機会・権利を保障するために、必要な支援を行う。
よろしいでしょうか?

金沢:○ 中川:○ 斎藤:○ 金田:○

岡本:
ありがとうございます。

多様な属性ってのもこれも外国人もね、いますし、今の兵庫県では若者がね、社会流出しているんですけど、その社会流出の一方で、外出てく人に対して、入ってくる方では、外国人人口が結構これが流入増なんですね、社会的には、という意味では、外国人も入っています。

そういう意味では、多様な形でセーフティネットをきちっとを広げていくっていうことが、おそらくは重要だと思うんですけれども、それぞれの方に考えを聞きたいという風に思います。

今の問に絡めて言っていただいてももちろん良いですし、他に自分自身が特に注意したいということにあれば、そこを強調していただいても構いません。

大変恐縮ですが2分間ずつでよろしくお願いいたします。
それでは最初に中川さんからですね、よろしくお願いします。

中川:
あの、コロナの死亡よりもですね、あの、経済苦による自殺の方が増えてきてる、この現状は、大変、あの、痛ましいと思っております。

あの、社会の一番弱いところにですね、一番その歪みが最初に出てくる。
例えば子育て中のシングルマザー、結婚・出産のためにですね、仕事を離れなければならないとか、あるいは非正規雇用の女性が多いわけで、それが一番生活苦に直結してるように、私は思っております。

私自身は、第3冊目の本として、『たおやかな女性力が日本を変える 絆の政治学』という本を、昨年執筆しました。

あの、女性がライフスタイル、ライフステージの上でですね結婚、妊娠、出産、そして子育て、介護、あるいは高齢になってからの離婚、熟年になってからの離婚、色んなあの、社会ステージに基づいてですね、ライフステージに基づいて、色んな苦労が、女性には局面するわけですね。

これをちゃんとサポートしていけるような、トータルなケアができる仕組みが不可欠と思っております。
これらの細かい問題はですね、基本的には市や町のマターはなんですけれども、それがちゃんとできていない以上はですね、県として、しっかりとサポートしていく必要性を感じております。

岡本:
ありがとうございました。
それでは斎藤さんよろしくお願いします。

斎藤:
はい、あのセーフティネットの充実についてですが、実はあの、私もですね、あの大学生の時に、あの当時平成の大不況で平成12年頃でしたが、実家の墓兄が急変してですね、仕送りがなかなか難しいと言われた事があって、一時学生生活が難しいと思ったこともあったんですが、あのー奨学金のおかげでですね、卒業が何とかできたという経験があります。

そういう意味で私はやはり困っていらっしゃる方々に対してセーフティネットですね、行政政治がですね、準備させていただくのが大事だということをまさに自分の経験として守ってるということです。

あの、今まさにコロナによってですね、様々な方々、子育て世代の方、それから高齢者、そして学生さんがですね、様々苦しんでおられるという状況を、県内様々な各地でお伺いすることがありました。

あの県はですね、そういった方々の声をですね、しっかり聞いて寄り添っていくというような姿勢であるべきでありますし、具体的な政策っていうのも、しっかりこれから当事者の皆さんのですね、声をもっと聴きながらやっていきたい。

具体的にはやはり学生のみなさんですね、もう声を聞きたいっていうことですので、もありまして、高校生、大学生、それから専門学校生などからですね、成る、まあ、「子ども未来会議」というものですね、作らせていただきたいなと思ってまして、そこで若い方々が持っておられる様々な課題をですね、私自らが聞かせていただいて、それを政策につなげていくということをやってですね、いきたいなと思ってます。

岡本:
ありがとうございます。
それでは金田さん、お願いします。

金田:
はい、えー、私、あの、学生の時から、命と尊厳を大切にする社会をつくりたい、という想いで活動を続けてきました。
ですから、やはり、先程も言いましたけど、お金がなくても、どこに住んでおられても、必要な時に必要な医療がきちんと受けられる、命の平等を、まず図りたいと。
これはあの、医療のフリーアクセス権と呼ばれていますけれども、これを保障したいという風に思ってます。

それから憲法及び子どもの権利条約を尊重して、学費引き下げ給付型の奨学金制度の拡充など、お金の心配なく学べる兵庫を作る、そして30人学級の実現、あるいは給食の無償化、そして学校に行きづらい子もいますので、対面授業を基本としながらも、事情によってはオンライン授業も選択できるような体制もとりたいという風にも思っています。

そしてDV被害者などに寄り添いサポートする体制の拡充、ヘイトスピーチや外国人差別をなくす自治体の取り組みを強める、旧優生保護法による被害者への謝罪そして救済、また障害者総合支援法第7条による矛盾の解消、その他実際ができること、やるべきことはたくさんあります。
基本は憲法13条及び25条を具体化していくことだと考えています。

岡本:
ありがとうございます。
それでは金沢さん、よろしくお願いします。

金沢:
はい、私が目指しているのは、どの人もとも地域も、「共にかがやく兵庫」なんですけれども、この意味するところは、誰一人取り残されることがない、全ての人に光が当たって、影に置かれることがない、そういう地域を目指していますので、これを実現するためには色んな分野で様々なセーフティーネットが必要であることも疑いないと思います。

私は、あの、今、生活困窮者対策が結構厳しい状況にあると思いますので、そうした困窮者対策に対応するものとして、ひとり親家庭の負担の軽減、あるいはの就業の支援、それから社会的弱者に対してのセーフティネット住宅の提供、さらにフードドライブとか、ヤングケアラー対策とか、こういったの従来あまり突っ込まれてこなかった対策をさらに手広く用意していく、そっちが必要ではないかと思っています。

その他にもDVシェルターの解説の支援ですとか、児童虐待防止、いじめの未然防止、やるべきことはたくさんあります。

人権侵害の救済もあります。
高齢者介護のセーフティネットである特養の待機児解消、あるいは24時間在宅介護のサポート体制の確立、こういったものもあります。

それから教育の中では他者を思いやるような子供を育てる、そういう教育が必要だと思いますけれども、これはあの、兵庫県は体験教育を非常に重視して手厚くしています。
そういう体験教育の中から、真の意味で他の人を思いやるような、そういう体験をさせられることができないか、体験教育をそういう風に使うことができないかというの一つ、私は考えています。

こうしたあのー、公的な取り組み、行政の取り組みというのは、地域の共助を支えるものだっていうのは、一つの考え方じゃないかと思っています。

あのー孤立している人は見えない、見えない人どう見えるさせるかっていう話ありました。
やはりあの、NPOのような団体が、地域の中でそういう人を発見して行政に繋いでくれるという、そういう取り組みが望ましいのかなと思います。

岡本:
ありがとうございました。
はい、えー今あの、セーフティネットの問題を順番に話していただきました。

あの本当に今、あの、コロナが入ってきて、他人事だと思っていた人は結構多いと思うんですよね。
自分はまぁ普通に務めてれば大丈夫だと思っている人は、やっぱりマジョリティーはそうだと思うんですよね。

だけどこういうコロナで社会の状況が一変すると、いい人はいいんだけど、そうじゃない人達は非常に不安で、なんか転がり落ちていくんではないだろうかというような、本当に危機を感じてる人達も多いという風に思います。

あの、皆さん方は、あのセーフティネットをちゃんと作るということで○を出していただいたんですけれども、お互いの政策について、ここは問題なんじゃないかとかいう形で、もう一歩突っ込んだ形で相互の政策、他の人の政策が評価できないっていうことになれば、自分の政策をちゃんときちっと打ち出すことができないかと思うので、他の人の政策についてここは問題ではないかという形での意見を持つのはとても大切かなという風に思います。

で、ということもありまして、是非あの、他の人に対する質問を出していただけたらという風に思いますが、いかがでしょうか?

これも順番を決めずにということで、私はこれを聞いてみたい、という方は是非手を上げて聞いていただきたいという風に思いますが、いかがでしょうか?

金田:
(挙手)じゃあ、私から。

岡本:
はい、金田さん、よろしくお願いします。

金田:
問題とかっていうことではなくて、率直にお聞きしたいということで。

岡本:
はい。是非、はい。

金田:
斎藤さん。

斎藤:
はい。

金田:
またでごめんなさい。

斎藤:
はいはい。

金田:
兵庫県、これまで実際にあの、子供、障害者、ひとり親世帯、高齢者などを対象にした、福祉医療費の助成制度を、後退あるいは廃止をしてきてるというのが実態ですけども、やはり今も話がありましたように、福祉・医療助成制度ってのは、維持拡充するべきだという風に思っております。

で、斎藤さんは福祉・医療助成制度、充実されるのでしょうか?
とりわけ、子供の医療費窓口負担の完全無料化、これを行うというお考えをお持ちでしょうか?

岡本:
はい。

斎藤:
はい、あの、やはり困っておられる方々、弱い立場の方々に対するセーフティネットですね、まあしっかり用意させていただくということは、極めて重要な政策だと思ってます。

ま、そういう意味で、今ご指摘の問題についてはですね、まずやはり現場の皆様のですね、声も含めてしっかり聞いた上でですね、まああの、必要なものがあればですね判断していきたいなと思っております。

あとはまぁあの、乳児医療についてもですね、あの、今、様々な市町村ごとの取り組みもありますから、その辺の実態を見ながらですね、必要なものを見ていきたいと思ってます。

岡本:
ありがとうございました。いかがですか?

中川:
(挙手)はい。

岡本:
はい、では中川さんお願いします。

中川:
今の斎藤さんの答弁に対して追加質問ですけど、基本的にその辺りは各市町41の町がやるべきことでね、それを県知事として、あるいは県庁がやるべきことなんですか?

基本的に県が持ってる予算と権限と人員をね、41の市や町に分権していったら、そういう問題解決できるじゃないですか。
41の市や町が色んなアイデアを競い合って、成功事例を兵庫県で広めていったらいい話ですよ。
いかがですか?

斎藤:
はい、あの、私あの別に県が何か突っ込んでですね、何かをやっていくということを申し上げてるわけではなくて、やはり様々な自治体が、基礎的、(小声で)「基礎的な自治体」だと失礼ですね、様々な政策を独自にやってらっしゃるってことは当然ですので、そこに対して県がまあ、どういった、まあ、これは財政的な観点だけじゃなくてですね、どういった、まあ、ある意味フォローであったりご支援ができるかってのは、当然、あの、県としては広域行政担う立場として、何らかの形ですね、実態見させていただいて、まあ、応援すべきと所は応援するというのは当然だと思ってます。

岡本:
ありがとうございました。
はい、いかがでしょうか?

金沢:
(挙手)

岡本:
じゃあ、金沢さん。

金沢:
あのー、先程岡本さんが指摘されたように、兵庫は若者の人口流出の傍で、外国人の保険の方が非常に増えてます。

これ私自身が自分にこう投げかけてる課題でもあるんですけど、こうした外国人の方に対して、どういう人権保障もそうなんですけれども態度で基本的態度で臨んで行ったらいいか、私自身も結構考えるところがあります。

それであの、金田さん、先程あの、憲法の理念お話しされてたんですけども、こうしたあの、外国人の受け入れそのものについて、それからあの、外国人入ってきた、兵庫で暮らしてる方の、あの、暮らしや権利をどう守るかという基本的な姿勢について、金田さんのお考えをちょっとと聞かせていただければと思います。

岡本:
よろしくお願いします 。

金田:
このコロナで外国人の方も大変苦労されている、そして、あの、特別給付金の対象にもならなかったとか、あるいは働きに来られてて、突然解雇されて住む場所もなくしたと。
で、その時に頼るところがなかったんですね。

ですから県として、やはりそういった方々をワンストップできちんと相談を受けるし、その方の生活をきちんと守るサポートする体制っていうのを、きちんと確立して拡充するということが必要だと思います。

また、県として、ヘイトスピーチなどは許されないんだということを、強くメッセージとしても世間に伝えていくアピールしていく、この姿勢も大切だと思います。

岡本:
ありがとうございます。

今、県内の外国人人口ってのは11万人を超えるという数がおられます。
公立学校に在籍する児童生徒だけで3000人以上ということになってますので、まあ日本語はもちろん日本が一度に流暢な方もちろんおられるわけだけど、だけどまた充分じゃない方もおられますし、それからまた逆に不登校になられたりとかいう方もおられて、フリースクールで頑張ってやってるんだけどフリースクールにはなかなか支援が来ない、というようなこともありますね。

そういうこう、様々な形のですね、セーフティネットの作り方を丁寧にやってかないと、本当に見えないですからね、見えるように行政統計だけ、行政統計でも今出した数字はそうですけど、それを丁寧に丁寧に一人一人をを掘り起こしていかないと見えないことが多いかなという風に思います。

さて、斎藤さんの方はよろしいでしょうか?質問とか。

斎藤:
大丈夫です。

岡本:
大丈夫ですか、ありがとうございます。
他にはもういいですね?よろしいですか?
はい、ありがとうございます。

おしらせ

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